風の国から Vol.10

by Peko

 昨日夕方、チリの首都サンチャゴに戻ってきました。プエルト・モンから例の前後左右上下に揺れる列車に乗って、です。今回は前ほど揺れは感じませんでしたが、午前4時に橋の上で1台の車両の連結部分が折れて列車が止まるというハプニングがありました。しかし、事故への対応は意外と(?)速やかで、車両の順番を変えることでうまく対処し、3時間遅れただけで無事サンチャゴに着きました。
 今日、Poko氏はひどい下痢で寝込んでいます。この旅行中3回目の下痢ですが、今回が一番つらそうです。初めて下痢をしたとき(11月のプエルト・モンでした)、民宿のお母さんがチリ製の止しゃ薬とお粥を教えてくれました。お米を砂糖とカネラ(シナモン)で煮込んだ、甘くほんのり赤いお粥です。薬の方は効き目はいまいちでしたがお粥は劇的に効きました。2回目の時もそのお粥で助かっているので、今回もきっとそれで治ると思います。ホテルの給仕室を借りてお粥を作っていると、フロントのオジさんが見にやってきて「カネラはお腹にいいからね。きっとよくなるよ。」と言ってくれました。
 3日後、飛行機が出ます。帰りはロサンゼルスと韓国のソウルを経由して、3月7日成田着の予定です。それまでにPoko氏が回復して、無事に飛行機に乗れると良いのですが。 それでは、また。

 サンチャゴにて 1990.2.25