那珂川町の乾徳寺で、夏休み中の毎週火曜日に行われている「子供禅のつどい」で木工体験をしてきました。
「子供禅」は乾徳寺で20年ほど前から行われている夏の恒例行事で、夏休みの毎週火曜日に、本格的な座禅や写経のほか、地域の方々がサポートして子ども達が楽しめるメニューを週代わりで用意しています。
ヒロクラフトは8月7日に木工体験として「木のバス作り」を体験してもらいました。
今回の導師は、副住職さんが務められました。
最近、「美坊主図鑑」という本が出るほどお坊さんブームだそうです。
ビジュアルだけでなく、ココロ穏やかにして下さるお坊さんの存在は、ココロの拠り所を求める現代人にとって求められているのかもしれません。
副住職さんは、仏教の難しいお話も子ども目線でわかりやすく話されて、子ども達も自然に吸収している姿が印象的でした。
礼拝や座禅といった、静かな所作の後は、身体や頭を動かす木工体験です。
紙やすりで材料の角を丁寧に削って、組み立てた後は、誰もが大好きな色付けの時間。
形は同じでも思い思いのにぎやかなバスとなりました。
活発な男の子達は、早速、床で走らせてレースが始まりました。
木工体験をいろいろやっていて、いつも思うことですが、子ども達の気持ちを掴むゲーム機や玩具が多いなかで、自分で作ったものでこんなに感情移入して楽しく遊んでくれるのを見ると、材料を用意したものとして心の中で小さくガッツポーズをとるくらい嬉しい気持ちになります。
子どもは本来遊びの天才で、身近にあるものを何でも工夫して遊びの対象にしてしまう本能(才能)があるはずでしょうから、そういう姿を垣間見れた時には、都会の中に小さな自然の姿を見つけた時のようにほっと安心し嬉しくなります。
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